政策ビラを配るためマンション敷地に立ち入った僧侶が住居侵入容疑で逮捕され有罪確定した事件が、京都府知事選(4月11日投開票)に影響を与えている。「立ち入り禁止」を掲げるマンションへのビラ配布を自粛する動きもあり、特にマンションが多い京都市中心部では支持者に戸惑いも出ている。
■「政策知ってほしいのに…」
「関係者以外立ち入り禁止」「ビラお断り」。京都市中京区の高層マンションで、立候補を予定する新人門祐輔氏の支持者男性(35)は張り紙を見て、ビラをポストに投函(とうかん)するのをあきらめた。「やはり意識してしまう。政策を知ってほしいのに、市内の大規模マンションはほとんど配れません」と肩を落とす。
京都市内にマンションは約33万4千世帯ある。門氏を擁立した「民主府政の会」は、これまでから支持拡大の手段としてビラを重視してきた。
しかし、有罪確定を受け、今知事選から「立ち入り禁止」と掲げられたマンションは管理人に連絡を取り、断られたら絶対に配らない方針を徹底している。
同会の関係者から「政治活動を制限する不当判決」との声も聞かれるが、「判決には従うしかない。住民に配布の協力を求める」として、1月から「マンションへの配布は大切な表現手段」と住民に理解を求めるビラも各戸配布したところもある。
一方、3選を目指し立候補を表明した現職の山田啓二氏を推す「希望の京都」は、ビラの配布方法は「まだ決まっていない」とするが、「判決もあり、戸別配布する場合もマンションより一戸建てを中心に配っていく」と話す。
ビラ配布に各選対関係者は神経をとがらせているが、関係者から「そんなに神経質になる必要はない。政策を訴える目的なのに、本当に逮捕までされるの」などの声も聞かれる。
■ビラ配布事件
共産党のビラを配る目的で僧侶が2004年に東京都葛飾区のマンションに立ち入ったとして住居侵入容疑で逮捕、起訴された。「表現の自由」をめぐって争われたが、09年に罰金5万円の有罪判決が確定した。
引用元:住宅 | 柏市
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